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こぼれ話 No.2 木

自然の中でも重要な存在ですが、伐られた後も今度は家具や建物などとして
生き続けます。年が経て古びていくのではなく、愛情をかければアンティークの
ように、味と深みのある良い物になっていきます。

 森や林、山で長年かけて育った木が、自分の家で使われていると考えると、
ゆったりとした時間の流れを感じます。
杉(スギ) 屋久杉、春日杉、京都の北山杉、奈良の吉野杉など自然としての価値や景観地としても有名です。木材としての利用も家具、建築、造船など多種多様。
桧(ヒノキ) 神社建築や仏像彫刻にも使われ、樹皮は社などで見かける屋根材「桧皮(ひわだ」葺の材料でもあります。水に強く、シロアリの害も受けにくい等の特性を活かし、土台や大引に利用されます。又、肌の感触も良く風呂桶にも使われます。
松(アカマツ、クロマツ) 独特のマツヤニは伐採後、施工後でも出続ける場合があり、カビも発生しやすい、シロアリにも好まれ害を受けやすい、と あまり歓迎されない事もありますが、重く硬いので梁や桁などの横架材に使われ、又完全に水中での耐朽性は良く、そのような地の杭に利用されます。

他に、桐(キリ)はタンスで有名ですが、調湿性に優れ、燃えにくいので火の気の 多い所に使われたり、楠(クスノキ)は芳香があり防虫効果もあるので便所の床に 使われたりもしてきました。それぞれ特性を活かし適材適所に使われています。


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